サウンドホールの中、トップの裏側やらはどんな手抜きが為されているのだろう??
これまでにもヴィンテージと言われる世代のギブソンやディアンジェリコの中に鏡を突っ込んだ事はあったのですが、イマイチ痒いところに手が届かないと言いましょうか、隅々まで見る事ができず、もどかしい思いをしてきました。
というわけで、この度、安いデジタル内視鏡をゲットしたので、早速新参のヘリテージに突っ込んでみました。
今回買ったデジタル内視鏡はコレ
スマホにWi-Fi接続するモデルです。
接続は簡単で、iosですとWi-Fi設定で機種を選択した後、専用アプリを立ち上げると即カメラ映像に切り替わります。
スキャンボタンがついており、押せばスクショ的にカメラロールに取り込めます。
ズームボタンも付いていますが、結局はデジタルズームですので、撮影後に拡大したら良いのでは、という事で使った事はありません。
サイドにはライトの明暗とメインスイッチです。
ケーブルの太さですが、iPhoneの接続ケーブルと並べるとこれぐらい違います。
カメラの方はかなり太く、そして硬いです。
少し分かりにくいかも知れませんが、Nitendo Switch に付属していたHDMIケーブルと同じぐらいでしょうか。
ライトオフの状態です。
これでも撮れますが、サウンドホール内部の様な深淵を覗くにはライトオンの方が。
では、潜り込ませます。
先が少し太く、また縁が金属製で尚且つ角が立っていますので、引き抜く時にバインディング を剥がさない様に気をつけてください。
また、線材が硬く、無意識にサウンドホール周りをグリグリとやってしまう事があります。
モニターにばかり集中せず、周囲への注意を怠らないように!
慣れていないと、どこを見ているのか、どっちを向いているのか、それすら分からなくなり、この様なショットを量産してしまいます。
タイトボンドの垂れですが、これはよく見る光景です。
どのメーカーでもかなりたっぷりと塗りますものね。
ヘリテージはトップバックともにセンターシームの剥離対策を極めて念入りにするメーカーだと知りました。それもかなりの力技で。
私の辻四郎 Gem-Bも大量のパッチで危ういところを未然に防ぐ手法をとっていたのですが、このヘリテージはそれに負けない中々のものでした。笑
そんな感じでギター内部にカメラを這わすと、表からは見えない職人の仕事、工夫が見え、大変興味深いです。
ギター内部というのは、家の屋根裏や床下を見る様な、とりあえず見ておくと安心できる、そんな感じのものでしょうかね。
また、フラットトップですと、Fホールとは違いもっと自由にあちこち見る事ができるのではないでしょうか。(弦交換時にでも)
このデジタル内視鏡ですが、エアコン、排水口、、ギター以外に色々と使えます。(逆か)
一家に一台如何でしょうか。笑