’94 BENEDETTO Renaissance Series “Il Fiorentino” (#31494)

’94 BENEDETTO Renaissance Series “Il Fiorentino”

今回はRenaissance Series (ルネッサンス シリーズ) のファーストモデルである”Il Fiorentino”(#31494)の資料を公開します。

先ずは、Renaissance Series (ルネッサンス シリーズ) についての簡単なご説明を。

 

 BENEDETTO Renaissance Series とは

BENEDETTO (ベネデット) Renaissance Series (ルネッサンス シリーズ) は、1994年に”Il Fiorentino”(#31494)、1996年に”Il Palissandro”(#37096)がそれぞれ作られました。

その特徴について”Blue Book of Acoustic Guitar 7th Edition”に次の様にあります。

Renaissance Series instruments are very custom, one-of-a-kind archtop guitars.While the features may very, the most distinct similarity between them are the clustered sound openings (unique to Benedetto) which range in design and location from one instrument to another. To date, only two instruments have been constructed – the Il Fiorentino, and the Il Palissandro. List price on these models is $50,000. All Renaissance series instruments will have their own name.

出典:”Blue Book of Acoustic Guitar 7th Edition P.110″  Blue Book Publications, Inc. © 2001

 

要約しますと、次のような内容となります。

  1. ルネッサンスシリーズはワンオフ(一点モノ)のアーチトップギターである。
  2. 最も判りやすい違いはベネデット特有のクラスターサウンドホール。
  3. 今日までに2本のみが作られ、それぞれ5万ドルが定価。
  4. 全てのルネッサンスシリーズには名前が付いている。

1.ルネッサンスシリーズはワンオフ(一点モノ)のアーチトップギターである。

この2本には16インチボディ、ノンカッタウェイという共通点があり、Benedetto自身がその仕様を特に好んでいたという話もありますので、これは想像ですが一点モノといえど、注文時にそういった縛りはあったのかもしれません。


2.最も判りやすい違いはベネデット特有のクラスターサウンドホール。

Il Fiorentino #31494で使われたこのサウンドホールは、その後 Il Palissandro 、Cremona Azurra、などでアレンジされ、それはBenedettoのアイコンとなりましたが、後のサバンナ工場生産でいくつか作られ、それほどの特別感はなくなります。


3.今日までに2本のみが作られ、それぞれ5万ドルが定価。

1997年のList Priceは$35,000であり、$50,000というのはその後に付けられたものだと思います。2本とも1996年には完成済みですし…..。


4.全てのルネッサンスシリーズには名前が付いている。

いずれもイタリア語の名前が付けられています。(Benedettoのモデルはイタリア語の名前が多いです)
ただ、Benedetto氏自身がイタリア系である事から、特に違和感はありません。


Warranty & Owner Registration (所有者登録カード)

ログブックには”Self”とありましたので、ファーストオーナーはBenedetto氏本人という事でしょう。

 

Specifications (仕様書)

◯ Width of neck at nut の値について

Making an ARCHTOP GUITAR」やその他メディアでも同様に1 3/4″と表記されていますが、正しくは2インチです。

 

Bracing pattern (ブレーシング画像)

ナイロン弦のアーチトップギターを作る際、前例が殆ど無かった為に様々な困難、挑戦があった様ですが、このブレーシングパターンもそうした苦労の賜物だったのかも知れません。
ナイロン弦はスティール弦に比べ、ボディトップにかかる負担が格段に小さいので、ブレーシング材は細く削られ、またそのパターンはフラットトップギターで見られるパターンにも似ています。

ただ、私はブレーシングのパターンよりも、サウンドホールの補強のために裏側に貼られたシートの方に最初に目がいきました。

 

Making an ARCHTOP GUITAR

 

The Acoustic Guitar / THE GUITAR / The Illustrated Directory of GUITARS

 

Dream Guitars


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