ギター&関連グッズ

Martin CTM SIZE2 VTS

先日購入したフラットトップギターの詳細です。
アーチトップファンとしては若干の後ろめたさはあります。

リビングで走り回る子供たちを往(い)なしながら弾くのに嵩張らない“さっと手に取れる小ぶりなギター”を、ということでSize2を買ったのですが.....。

サイレントギター導入により、弾く時間は激減しました。

パーラーギターやニューヨーカースタイルというのでしょうか、アコースティックギター写真集の最初の方に運が良ければ少しだけ載っているマーティン初期の、、、、、要は現代において1本目のギターとして選ばれることがまず無いギターである、という事です。

メモ

O(シングル・オー)以下のボディサイズ序列は【O】→【1】→【2】→【2 1/2】→【3】→【5】と数字とは逆にサイズは小さくなっていきます。

 

Norman Harris & David Swartz Norman’s RARE GUITARS p237.p238  Swartz Inc.

こんな感じで、ノーマン・ハリスさんもSize2を飛ばしてSize1からになってますし。

さて、このようなマイナーギターにもVTS(ヴィンテージトーンシステム)が採用されています。流行りなのでしょうかね。
VTSについては詳しくは知りませんが、恐らくヤマハでいうところのAREと同じ様なものだと勝手に思っております。

「A.R.E.」とは、Acoustic Resonance Enhancementの略で、短期間で木材を熟成させ、長年使い込まれた楽器のような鳴りを生み出す画期的な木材改質技術です。温度、湿度、気圧を高精度にコントロールする専用の装置で処理することで、新しい木材をまるで長年使い込まれた楽器のような深みのある音が出る木材へと変化させます。またA.R.E.はその処理過程で薬剤などを一切使用しない、環境面への負荷が低い技術です。

だそうです。
音云々より、新品なのに長年使い込まれた楽器の様な、という事は、材の変化も小さくなり耐候性が増すのでは?とそちらの方を期待をしてしまうのですが。
木目(スジ)の育ちにも変化があるのかも知れませんね。

さて、このSize2の話に戻します。
このギターで気に入っているところなのですが、サイドとバックにコアの様な木材が使われているところです。
ローズウッドの凛とした佇まいではなく、それこそ小型ボディーも手伝ってウクレレの親戚の様な、そんな明るい気持ちにさせてくれます。

「コア材の様な」とはぐらかしたのには理由がありまして、この木材、実は“Barba Jolete”(バルバ・ジョレと読むのでしょうか?)というものらしく、全くの謎材です。笑
音の良い木材でしたら昔からもっと広く知れ渡っているはずですし、コアやウォルナットなんかの代替材では、なんて訝しんだ見方をしております。笑

実際、9年前に買ったこの本ではバルバ・ジョレに関する記述を見つけるとはできませんでした。

ともかく、見た目に明るく気難しくないところが気軽に手にとって弾こうという気持ちにさせてくれます。
バインディングもセルロイドですし、ウッドバインディングやシームレスと違い弾くギターとしてお気軽です

1点、ヘッドにはBarba Joleteの突き板が欲しかったです。
その辺りはマーティンのヒエラルキー的に42,45クラスじゃないとダメなのでしょうかね。
ペグはグローバーV97。この辺りも高級機種との違いを出されているのでしょうか。詳しい方、教えてください。
また、この手のニューヨーカースタイルですとスロテッドヘッド+幅広ナットが多いのですが、このギターではごく普通のヘッドでナット幅も44.5mmとこれまた普通です。
ネックグリップは太いかまぼこ型でしっかりとしており、ナット幅43mmのサイレントギターのネックが数値以上に細く感じられます。

少しサイズ感が出ないので、他のギターと比べてみます。
左:重量級のNY、中央:Size2、右:最軽量のギタレレです。
(ギタースタンドが揃わず、ギタレレのみサイズを合わせた別ショットから抜きました)
写真で見ますと案外Size2が大きく見えますね。ギタレレ効果でしょうか。

ちなみにBody Widthですが、NYは18"、Size2は12"となっています。

音色について

いつものArchtop Archive らしく「音」が最後になってしまいました。

フラットトップの比較対象が実家のYAMAHA LL36しかなく、表現に乏しいレビューになるのはお許しください。
さて、このSize2ですが、12fジョイント尚且つ18Fまでしかないので、ネックエンド付近で弾きますと、独特のメローな音色を奏でます。
そしてブリッジに近くなりますと、一般的なギターと同じく音色はより歯切れの良い硬質なものに変わり、また“箱感”といいましょうか、小さなボディサイズを感じさせられる響き方に。
このSize2は兎にも角にも反応がとても良く軽やかです。屈託のなさはサイドバックのバルバ・ジョレも一役買っているのでしょうか。
また、ピックでジャガジャガやっても面白いですが、アタックがセンシティヴな分、ヤマハLL36よりもピックの違いを顕著に出す様に感じました。

今回はこんな感じです。

.....子供たちが暴れまわっている時分は、どうも集中して弾けないのですが、それが寝静まりますと今度は音量が気になって弾けません。
しばらくはサイレントギターに軸足を置いて頑張っていきたいと思います。少し残念ですが。

Size2に関しましてはライトゲージからコンパウンド弦に付け替えた後、またその音色の変化等をお伝えしたいと思います。

弦交換しました!

今張ってある弦

交換予定の弦

-ギター&関連グッズ

© 2020 Archtop Archive