仕上がり具合について
今回は全6冊、jpeg付きでデータサイズは8GBといったところです。
ともかく個別に見ていきましょう。
見開きのギターはどうなるのか
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/535E146F-C622-498B-B7A3-643D653B68A6-1400x799.jpeg)
この様にページ内側がボディにかかるとギュッとなってしまいます。
2フレット分短くなってますね。
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/4C527777-BEC5-435D-806F-CC61B8AA6608-1400x798.jpeg)
スティーヴクラインのフラットトップは、元の形がずんぐりしているせいで、さらにギュッと見えます。
それよりも、両ページの明るさの違いが気になりますが。
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/54CD3EB7-FE92-40A2-BCF5-9ADCE064C091-1400x793.jpeg)
ネックが中心にくるレイアウトの時は、それなりに自然なフォルムに見えなくもありません。
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/D80CBDC4-E7FA-46F4-B808-EB16F38A4281-1400x933.jpeg)
左:裁断→スキャン
右:力業で押し付けてのスキャン
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/51F35A6A-9CF2-4678-8CEA-FE4408A21259-1400x933.jpeg)
「THE Acoustic Guitar」は紙の端まで印刷されており、見開きの画像を繋げる事は非常に困難と言えます。
”見開きで魅せる”系の書籍では、このように端まで印刷されているものが多く、裁断機を使ったスキャンでギター画像を完璧に再現するのはまず不可能です。
しかし、一枚一枚丁寧にバラせば不可能ではないとも感じました。
分厚い書籍はどんな感じになるのか
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/89276A6A-5DE8-4B0A-BB02-48EFCD2DA70E-1400x790.jpeg)
比較的中央部の開きが大きく見えますが、これは本の分厚さに起因したものなのか判別しきれませんでした。今後の課題です。
正方形の本は見開きでどう見えるのか
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/EBA2F82A-E840-40DB-B28F-E4251917EE76-1400x1049.jpeg)
iPad Pro 12.9のPDF Expert 6ではこんな感じです。
上下に帯はできますが、他の本と比べてそれほど大きな違和感はありません。
OCRの文字認識はどの程度か
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/1FF0F376-B9AD-488E-8E7D-4B3C7032FB5D-1400x986.jpeg)
上の部分をメモにコピペしてみました。
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/1A7F9F3F-4ADA-49EA-9EE5-E6A4D624CC1E-1400x831.jpeg)
もうはちゃめちゃです。読めない単語だらけで中学時代の英語テストを思い出します。
例えば冒頭から「The body of the first 〜」は「Thebo dyoft hefirst〜」になっていたり、かなり読解力を試してきます。意味不明です。
でも、PDFの文中にマーカーを打ったりできるので、これはこれでアリという事にしておきましょう。
ページ送りは楽しいのか
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/B9137D82-014F-4743-A7B4-8605AB7E0B1F.gif)
楽しいです。めくってもめくってもL5が出てきます。
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/ED7EC928-2DB9-401A-B8CE-30086B4EFDAD-1400x1018.jpeg)
サムネイル表示も電子書籍化ならではです。
実に壮観。
Dream Guitars のあのレイアウト問題は解決できるのか
![](http://archtop-archive.com/wp-content/uploads/2019/03/9C5CD805-D670-46B7-9400-26D5A6102EF6-1400x938.jpeg)
解決しました。
この書籍、本来はギター画像の裏にギターの説明が書かれているのですが、ページをずらすことにより、ついぞ左にギター画像、右にその説明を見ることができました。
まとめ
○ 見開き画像は妥協が必要
○ 現状のOCR精度に過度の期待は禁物
○ いつでもどこでも気軽に読める ←コレ本当に大事
○ 本棚にスペースが生まれます。
○ 老眼にやさしい(拡大し放題)
本がダブついている方は迷わず電子書籍化をオススメします。(笑)
装丁の良いモノや貴重な1冊は一先ず保留で。
本当はHand Made Hand Played の電子化もしたかったのですが、1冊しかストックしていないので今回は諦めました。
また安くで手に入ればバラしたいと思います。