全く弾かないギターに関しては弦やブリッジを外して保管してもいいかな、なんて思っているのですが、このニューヨーカーは月一でポロポロと音を出したくなるのでそうはいかず、こまめに(年に1回)弦を交換しております。
年1は盛りましたね。
正直に言いますと、2年に1回ぐらいですので、わりとこまめに、です。
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久々にハードケースから出すので状態確認から
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ハードケースを持ち上げる時にハンドルが外れないか、毎回ドキドキしながらのご開帳です。
古いハードケースはどうも信用なりません。
さて、指板の状態ですが、ご覧の通りカサカサです。
それもそのはずで、この12年間、一度も指板の手入れをした記憶がありません。
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弦を外します
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ともかく弦を外さない事には始まらないので、定石通り緩め切ってからバチバチといきます。
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””]このタイプの重量級テールピースは弦の張力が無くなった途端にボディに落ちてくるので、布なりを挟んでサポートしておきましょう。[/st-cmemo]

この辺りの年代のギブソン、指板にハカランダが使われているものをよく見るのですが、このニューヨーカーはちゃんとエボニーです。
でも、乾燥するとマダラな様が浮き立ちます。

辻四郎GemBの指板です。
そういえば、辻四郎のGemBの指板はえらく黒いので、良いエボニーを使っているのだな、と思っていたのですが、同様にえらく黒いテールピースをGATSBYのウェットシートで拭いたところ、シートが真っ黒になってテールピースが一部黒から紺色になってしまい衝撃を受けました。
でも、きっと指板は染めたものではなく、良いエボニーなのでしょう。きっとそうです。そう信じています。そうに違いない。だってあの辻さんですよ。
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ワックスは塗らない派です
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画像では塗装の状態がよく見えますが、年代相応にウェザーチェックが入っており、1947年製ギターの劣化具合(風格)を感じるところです。
さて、よく論争になるワックス事案ですが、私は塗らない派です。
例外的に辻四郎GemBには自動車用のワックスを塗る時があるのですが、他のギターには基本的に塗ることはありません。
一時、蜜蝋ワックスが流行した時、このニューヨーカーもピックガードを外して全面に塗ったことはありましたが、とにかく手間で手間で、1回で懲りました。
ただ、手間は掛かるのですが、浅めのウェザーチェックは消えますし、塗装が若返った様な、そんな感じにはなります。

今回指板に塗るオイルはFeed-N Waxです。
これは3種テストに使ったオイルの1つですが、正直どれを使っても大差が無い様に感じます。

今回はフレットバターではなく、オイルを塗りました。
その理由ですが、フレットバターによる指板の潤いは、オイル単体のものより潤いの持続時間が短いというこれまでの経験則からです。
勿論、フレットバター+オイルでも良いのですが、私には何か引っかかるものがあるのです。
あまり指板にゴテゴテ塗りたくない、というのに加え、「混ぜるな危険」的な。(笑)
そういうのはタフな辻四郎GemBで実験をしても良いのですが、色が抜けても嫌なのでまあ今回はこれでいいかな、という感じです。
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弦を張る
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ハードケースのポケットにリフレット時に抜かれたフレットと張ってあった弦(使用済み)、そして未使用の弦数セットが入っていました。
どれもこれもゴミなのですが、このヴィンテージ弦、D’MERLEは書籍「D’Angelico Master Guitar Builder 〜」のp55-p66に詳しく載っておりますので、ご興味のある方は是非お読みください。

しかしこの弦、近年見る事が減ったヘビーゲージです。全てが。
なんてものを付けてくるんだと一瞬思ったのですが、このギターの性格や時代背景を考えますと、ナルホドと。
当時の18インチ/ノンカッタにヘビーゲージ。
ザクザク刻んでたんでしょうね。
しかし何が凄いのかって、トップ落ちもせずにヘビーゲージのテンションに耐えているギターが偉いこと。
といいますか、逆にそのテンションに耐える様な設計だったのでしょう。
サウンドホールの断面を見ますとベネデットに比べて厚めに削られているのが分かります。
流石にこのビンテージ弦(笑)を張る気にはならないのですが、いつもより少しハードなマーティンの13-56を張る事にしました。

フレットバターをかけた時の様なフレットの輝きがなく、あそこまでのスカッとした感じはしませんが、それでも張りたての弦は気持ち良いものです。

古いギターは新品の綺麗なギターとは違って気が楽で良いです。
崩れてしまうのでは、という別の緊張感はあるのですが、やはり傷の無いギターを触る時に比べて疲れが全然違います。(笑)

新品のギターと同じ、若しくはそれを上回る緊張感があるとすれば、ペグを巻く時かもしれません。
古いペグの動作は、滑ったり、鈍ったりと色々あり、毎回ご機嫌を伺いながら回さなくてはならないので…..
この弦交換という作業、手先を使うので老後の趣味に良いかも、なんて一瞬頭をよぎったのですが、それなら弾けよと。
そんな感じです。






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