仕上がり具合について
今回は全6冊、jpeg付きでデータサイズは8GBといったところです。
ともかく個別に見ていきましょう。
見開きのギターはどうなるのか

この様にページ内側がボディにかかるとギュッとなってしまいます。
2フレット分短くなってますね。

スティーヴクラインのフラットトップは、元の形がずんぐりしているせいで、さらにギュッと見えます。
それよりも、両ページの明るさの違いが気になりますが。

ネックが中心にくるレイアウトの時は、それなりに自然なフォルムに見えなくもありません。

左:裁断→スキャン
右:力業で押し付けてのスキャン

「THE Acoustic Guitar」は紙の端まで印刷されており、見開きの画像を繋げる事は非常に困難と言えます。
”見開きで魅せる”系の書籍では、このように端まで印刷されているものが多く、裁断機を使ったスキャンでギター画像を完璧に再現するのはまず不可能です。
しかし、一枚一枚丁寧にバラせば不可能ではないとも感じました。
分厚い書籍はどんな感じになるのか

比較的中央部の開きが大きく見えますが、これは本の分厚さに起因したものなのか判別しきれませんでした。今後の課題です。
正方形の本は見開きでどう見えるのか

iPad Pro 12.9のPDF Expert 6ではこんな感じです。
上下に帯はできますが、他の本と比べてそれほど大きな違和感はありません。
OCRの文字認識はどの程度か

上の部分をメモにコピペしてみました。

もうはちゃめちゃです。読めない単語だらけで中学時代の英語テストを思い出します。
例えば冒頭から「The body of the first 〜」は「Thebo dyoft hefirst〜」になっていたり、かなり読解力を試してきます。意味不明です。
でも、PDFの文中にマーカーを打ったりできるので、これはこれでアリという事にしておきましょう。
ページ送りは楽しいのか

楽しいです。めくってもめくってもL5が出てきます。

サムネイル表示も電子書籍化ならではです。
実に壮観。
Dream Guitars のあのレイアウト問題は解決できるのか

解決しました。
この書籍、本来はギター画像の裏にギターの説明が書かれているのですが、ページをずらすことにより、ついぞ左にギター画像、右にその説明を見ることができました。
まとめ
○ 見開き画像は妥協が必要
○ 現状のOCR精度に過度の期待は禁物
○ いつでもどこでも気軽に読める ←コレ本当に大事
○ 本棚にスペースが生まれます。
○ 老眼にやさしい(拡大し放題)
本がダブついている方は迷わず電子書籍化をオススメします。(笑)
装丁の良いモノや貴重な1冊は一先ず保留で。
本当はHand Made Hand Played の電子化もしたかったのですが、1冊しかストックしていないので今回は諦めました。
また安くで手に入ればバラしたいと思います。