ギター&関連グッズ

ギターアンプを買いました。

遂にギターアンプを買いました。

以前、自分用のギターアンプが欲しい、というようなことを書いておりましたが、ついにその時が来たわけです。

実家でAER Bingo2が発掘された場合は「買いました」ではなく「買い増した」ということになるのかもしれませんが、ひとまず今回、新たに我が家へやって来たギターアンプをご紹介します。

昭和世代らしく、まずはこの一声から。

ジャンジャジャーーーン。

YAMAHA THR30II Wireless

……はい。

いきなり話が違うではないか、と思われた方。
その感覚は正しいです。

実はこれ、私のアンプではありません。

この度、長男が小遣お年玉誕生日祝いを全振りして買ったブツです。

彼のメインギターであるLegendのストラトには、少々オーバースペックではないかとも思うのですが、まあ、そこはロック少年の夢ということで。
(なぜ最初のギターがLegendになったのか、ですが、私の関知しないところで両親(祖父母)が誕生日に買い与えたのです。)

それにしても、昔に比べると本当に便利で良い時代になりました。

タコ足配線のエフェクター用ACアダプター。
足元でトグロを巻くシールドコード。
なぜか必ず一つだけ行方不明になるパッチケーブル。

そういう、かつてギター少年たちが当然のように背負わされていた小さな呪いから、ほとんど解放されたスマートなギターアンプ。

それがこの、YAMAHA THR30II Wirelessです。

最後までRoland JC-22と迷っていたようですが、余程の理由がない限り、そこでJCを選ぶのは無いわ、と父としては諭しました。

もちろん、JC-22が悪いアンプというわけではありません。

ただ、ロック少年にいきなりJCを与えるということは、ほぼ同時にエフェクター沼への入水届を提出するようなものです。

歪みはどうする。
ワウペダル踏みたい。
グライコ要るのでは。
ディレイも試したい。
チューナーも足元に欲しい。
電源もいる。
何だこのノイズ……。

そして気づけば床にはケーブルが這い、財布からは小遣いが消えていく。

それはそれで、正しい過程なのかもしれません。
しかし、入口からわざわざそこへ突き落とす必要もないでしょう。

というわけで、長男のアンプ選びはTHR30II Wirelessで無事に着地しました。

ジャズ好きとしてこのアンプの評価、もしご興味あるなら仰ってください。
改めて記事にさせて頂きます。

さて。

ここまで読んで、「で、お前のアンプはどうなったのだ」と思われた方。

ご安心ください。

ちゃんと買ってあります。

Henriksen The Blu SIX

前回出していた条件は、以下の通りです。

・とにかく小型
・ジャズのクリーントーンを最重視
・リバーブ付き
・3バンド以上のイコライザー付き

見事なまでの一致です。

買ってから後付けした条件に見えてしまうほどの一致。笑
でも、誓ってそれはありません。

少し外観を見ていきます。

スイッチ類は上面にあります。

これはノブを摘むには便利なのですが、困ることもあります。

何が困るかと言いますと、ホコリが窪みに溜まりやすく、掃除が少々厄介なのです。

Roland JCのように前面にコントロールがあれば、上面にピックや小物を置くこともできます。
しかし、この配置だとそれも少しやりにくい。

まあ、アンプの上に物を置く前提で語るな、という話ではあるのですが。

裏面はこんな感じです。
くすみ色。良い感じの。

ツィーターのオンオフがありますが、Sweet 16に繋いで音質の違いに耳を集中させたところ、オフにしたからといって分かりやすく華やかさがなくなる、とまではいきませんでした。まあピックアップの特性でしょうかね。
しかし、Bluetoothでオーディオを聴きますと、オンオフで音質が変わるのがしっかりと感じられます。
多分。気のせいではないはず。

さて、電源をオンです。
Henriksenのロゴが光ります。

この光については、正直なところ、特に何も感じません。

クールだとも思わない。
目障りだとも思わない。

つまり、私にとってはどうでもいい光です。

そして、ギターと並べてみると、このアンプの小ささが際立ちます。

頼りない、心許ないったら、ありゃしない。

何せこちとらアナログ世代です。
オーディオ機器もアンプも、重く、大きく、腰に悪そうなものほど偉いという価値観が、まだどこかに、というかしっかりと染み付いているわけです。

その感覚からすると、このBlu SIXは想定していた以上に小粒です。

そうなのです。

試奏もせず、ネットでポチりました。

ネットの評判を鵜呑みにして。

過信かもしれませんが、私もよい歳ですので、極端な提灯記事を見分ける嗅覚ぐらいはあると思っております。

なんて言いながらもブログ、note、動画などを漁り、良い意見だけを都合よく抽出して、最終的にやっちゃいました。

一番ダメなパターンです。笑

さて、肝心の音についてです。

我が家のエースギターである、Heritage Sweet 16を繋いでみました。

結論から言います。

凄いです。

ギターの生音が、そのまま音圧だけ上がる感じ。

イコライザーはフラット。
それで十分に気持ちが良い。

とにかくコードのバランスがよく、プレーン弦も細くならない。
低音もモコモコしない。
もちろん、遅延などあるはずもない。
かといって、妙に神経質なところもありません。

素直です。

しかし、ただ薄味というわけでもない。

試しに、中域を強めに持ち上げる極端なイコライジングをしてみると、きちんと所謂「あのジャズトーン」が出てきます。

「ああ、アンプを通しているな」という感じの音です。

つまり、ギターそのものを自然に大きくすることもできるし、アンプらしい色を付けることもできる。

これは素晴らしい。
大変素晴らしいです。

しかし、釈然としない。
この感じは何なのだろう。
少し考えて、分かってしまいました。

私は昔から、「サイズを超えた音」という表現があまり好きではなかったのです。
まさに、これです。
とにかく見た目が小粒。

もしこの音が、Twin Reverbぐらいの筐体から出てきていたら、おそらく何の文句もなかった気がします。笑

大きな箱から迫力のある音がする。
重たいアンプから官能的な音が出る。

そういう、古い価値観がまだ自分の中に残っているのでしょう。
しかし、今回の条件は何だったか。

「とにかく小型」

条件としては完璧に満たしている。
にもかかわらず、その小ささにどこか納得しきれない。
このアンプに不満があるというより、自分の中に残っているアンプ像の方が、まだ更新されていないのだと思います。

私にとって、この価格帯の買い物は決して気軽なものではありません。

失敗した場合、「まあ、勉強代ですね」と爽やかに言えるほど蓄えがあるわけでもなく、人間ができているわけでもありません。

ただ、音に関して言えば、これは失敗ではなさそうです。

問題は、音ではなく、私の中にある古いアンプ観の方です。

取り返しのつかない心の違和感を、月日が少しずつ薄めてくれることを期待しつつ、まずは使い続けてみようと思います。

願わくば、その違和感が薄まるのではなく、ちゃんと愛着に変わってくれることを祈りながら。

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